トルコを代表する土着の赤ワイン用品種です。寒暖差が大きい東アナトリアのエラズー県を原産とし、西部のエーゲ海地方やトラキアでも栽培されています。トルコ語の「雄牛の目」に由来する通り、非常に大きな果実となり、渋みは穏やかで、果実味と酸を併せ持ちます。東部を代表するもう一つの品種、ボアズケレと比べ、華やかな味わいになります。単一品種でも使われますが、特徴を補完するため、主にボアズケレとブレンドされます。上位のワインは樽熟成されることもあります。