ラバン・ホルミズド修道院

アルコシュの町外れ、東に2kmほどの崖の中腹に、岩肌と同化するように建つ修道院です。ラバン・ホルミズドにより西暦640年頃に建てられたとされ、ラバンとはシリア語で僧侶を意味します。

長らく東方教会の重要拠点でしたが、19世紀初頭にローマと融和し、カルデア・カトリックの管轄となりました。崖に沿って階段が設けられており、150段ほど登ると入口にたどり着きます。岩肌には無数の小部屋があり、最盛期には600人ほどの修道僧を擁しました。

19世紀からは近隣に新しく設けられた教会に機能を譲り、この修道院は象徴となっています。

修道院は東の町外れにある (2016年3月)

岩肌に同化するように建っている (2016年3月)

外壁に沿って階段を登る (2016年3月)

150段ほどで入口にたどり着く (2016年3月)

小さな聖堂が設けられている (2016年3月)

趣のある祭壇 (2016年3月)

ラバン・ホルミズドの祝福を表す絵と墓所への入り口 (2016年3月)

ラバン・ホルミズドの墓 (2016年3月)

聖職者の墓 (2016年3月)

その先には小部屋がある (2016年3月)

石に刻まれた十字架 (2016年3月)

さらに洞窟が続く (2016年3月)

無数の小部屋があり、かつては修道僧600人を擁していた (2016年3月)

修道僧が暮らしていた洞窟 (2016年3月)

シリア語の碑文 (2016年3月)

崖の淵に設けられた鐘楼 (2016年3月)

修道院の全景 (2016年3月)

屋上からの景色 (2016年3月)

写真・文:田村 公祐

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