ハイランド・セラーズは、アルメニアの首都エレヴァンを拠点とするワインメーカーです。
まだ計画も何もない頃、一行はアララト山の頂を目指していました。多くの王朝が興亡し、伝統は連綿と続く、そうした悠久の歴史を目の当たりにしてきた偉大な山を前に、我々が生み出すものは何であれ、歴史に敬意を払わなければならない、との思いに駆られました。そして、ワインこそが相応しいと考え一念発起し、ゾリ・ムクルティチャン氏をCEOとして、皆で資金を出し合い、会社を立ち上げたのです。
2014年の創設以来、独力で資金を賄っており、市場やスポンサーに迎合する必要に迫られることなく、地道に自社の理念を追求してきました。
ギリシャの歴史家ヘロドトスによれば、古代のアルメニア商人は、ワインの樽とロバを木製のボートに乗せてユーフラテス川を下り、バビロンでワインを売りさばくと、ロバとともに川沿いを歩いて戻ったといいます。ヘロドトスの記述はラベルに描かれ、クールというブランド名はそのボートから命名されました。
ワインの製造においては、価値観を共有するアルマン・マヌキャン氏に一任しています。アルメニアの土着品種に特化しており、過剰な介入を避け、品種の個性を尊重し、樽熟成の際にも慎重さを心がけています。
ヴァヨッツゾール州に自社畑を所有し、地元の農家からもブドウを調達しています。ブドウ畑は標高1,000m以上に位置し、気候は大陸性で寒暖差が極めて大きく、夏季は乾燥するため灌漑により賄っています。
アルメニアワインの権威である、ヴァヘ・ケウシュゲリアン氏の運営する施設を借用していましたが、ヴァヨッツゾール州に自社のワイナリーを所有することが決定しています。

